TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第36節 水戸2-2北九州 敗戦に近いドロー

敗戦濃厚の試合の流れの中で何とか勝ち点1を拾って救われた試合でした。

試合の入りは悪くなく、序盤の飲水タイム前に2点を立て続けに取れたし、守備も北九州に自由に回させない対応ができていた・・・はずでしたが、次第に積極的な攻撃展開を見せてきた北九州に防戦一方となり、特に後半はずっと北九州にペースを握られ続けました。特に中盤の針谷が低い位置に降りてパスを受けて、名前のとおり針に糸を通すような正確なパスをたくさん繰り出されて非常に厄介でした(針谷はジュビロからの期限付き移籍の選手なんですね。とても良い選手だと思いました)。北九州のパスの出所をしっかり止められないでいたたことがこの試合展開の一番の原因だったのかなという印象でした。「こうすべきだった!」という具体的アイディアが浮かぶわけではないんですが、前からハメに行こうとするFW2人と平野&平塚のボランチ2人の距離感がかなり遠かったので、守備の意識統一が不十分だったのかなと思います。

もう一つ、最近の試合で気になるのは球際の弱さですかね。球際の競り合いでの強度や粘りに関して、対戦相手に分があるなと感じる試合が結構多い気がします。球際で競り負けがちだと守備も重心が後ろになり、相手に押し込まれる負のスパイラルが生じてしまうので、球際で負けないことは大事にしてほしいです。サッカーの醍醐味として分かりやすい要素だと思いますし。

【選手寸評】
牲川(6.0)失点場面や仕方なし。終盤のビッグセーブでチームを救う。MOMに。
ボニ(5.0)最終ラインはやや低すぎたか。2点目は相手をフリーにしすぎた。
住吉(5.0)ミスはいくつかあったが前向きなプレーは見られた。
外山(5.0)サイドの攻防は苦しい展開。積極的に攻撃参加したが結果は出せず。
前嶋(5.5)高い攻撃意識を見せて相手を押し込み、2得点目に絡む。
      1失点目は完全な数的優位を作られた(前嶋のせいにするのは酷か)。
平野(5.0)2得点目に絡むクロスは良かった。中盤を制圧され守備面の弱点を露呈。
平塚(5.5)ダイレクトボレーは素晴らしかった。その後は目立つ活躍なかったか。
山田(5.0)良いプレーといまいちなプレーが入り混じる内容。良い連携が何個か。
奥田(5.0)味方との連携はいつも通り発揮。守備の軽さが気になった。
山口(5.5)積極的な守備意識を見せた。ただ周囲の連動性が薄くかわされた。
森 (5.5)攻撃は相手PA付近で1対1を仕掛ける場面多数。守備力は不安が残る。
深堀(5.0)惜しい場面もあったが全体的には淡白な出来。粘り強さがほしい。
木村(5.0)良さも悪さも特に出ないまま試合終了。
安東(5.0)2対2になってから出場。プレー時間短く、印象に残るプレーなし。
ピットブル(5.0)2対2になってから出場。プレー時間短く、印象に残るプレーなし。
秋葉監督(4.5)
試合後インタビューで「気持ち良いくらいの完敗」という趣旨のコメントをしていて、
確かにそのとおりの結果だと思うが、そうさせない采配をするのが監督の仕事であり、
その意味で監督の仕事は果たせていなかった。厳しく言ってしまえば。