TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第37節 愛媛2-1水戸 不運な失点と不運なレッド、それでも。

今季ワーストかどうかは置いておくとして、少なくとも最もつまらない試合になってしまったことは確かですね。後半はシュート0本。中山の退場から試合終了10分前までは、愛媛側のラスト3分の1のエリアまですらボールを運べない出来でした。また、内容の悪さに加え、山口の負傷、中山の次節出場停止という次節に響く出来事もあり、余りにダメージの大きな試合になってしまいました。ただ、そうは言っても連敗だけは断固阻止しなければ。リフレッシュしたボニ・住吉を中心に粘り強い守備の再徹底をして、磐田戦に臨んでほしいところです。

水戸の1得点目は安東の球際の強さから生まれたゴール。そして深堀がボールを持ったときの山口の動き方は、森に良い形でボールを受けさせる献身的な動きでした。時間を持てた森はほぼイメージ通りのシュートを放つ。素晴らしいゴールだったと思います。

その後は、愛媛にパスを散らされ防戦一方に(最近このパターンが多いですね)。そして前半アディショナルタイムの失点。悪い流れで踏ん張れないのが今季の水戸らしい。人はいるのにボールを奪えない、守備の軽さが目立った失点シーンでした。

2失点目は、まあ不運だったのかな、と思います。チェックにいった安東の足に当たったボールが愛媛FWへと転がってしまい、完全に裏に抜け出される。角度があまりない位置だったので牲川にブロックしてほしかったところですが、股を抜かれてしまった。後半2分という時間帯も最悪でした。

その3分後の一発退場の場面。あれは、まあレッドでも仕方ないのかな。水戸サポの立場からすると、中山に悪意は全くなかったし、蹴ったというよりも高く上げ過ぎた足を下すときに強めの接触があったということで、ぎりぎりイエローで済ませてほしかったなという気持ちですが・・・。

不運な失点と不運なレッド。その2つは仕方ないとしても、その後の試合運びには不満が残りました。数的不利で苦しいとはいえ、選手達の動きからは同点に追いつく意志を感じられなかったし、数少ないマイボールもイージーパスミスで相手に渡してしまっていました。非常にフラストレーションの溜まる時間が長く続きました。最終盤になって、最後の力を振り絞った攻めが見られましたが、ゴールには程遠いまま試合終了。後半は観ていて時間がたつのが遅かったように感じました。

さて、今季も残り5試合。本当に1試合ごとに浮き沈みが激しいままシーズンを終えそうです。・・・であれば、次節の磐田では、今節の悔しさを全て叩きつける会心の試合を期待します。まるでアウェーの北九州戦のような、ね。

【選手寸評】
牲川(4.5)1失点目は変なタイミングでジャンプ。2失点目は股を抜かれる。
細川(4.5)守備で競り負ける場面が目立ち、攻撃時のビルドアップは足を引っ張る。
瀧澤(5.0)相手の守備の出足に差し込まれる場面が多かったか。
前嶋(5.0)好調な出来ではなかったが前半OUTの出来では無かった。温存か。
河野(4.5)頑張りは認めるが攻撃のつまり目だったか。守備も自信の無さを感じる。
安東(5.5)1得点目につながる強度ある守備。その後も奮闘していた。
鈴木(5.0)プレーに積極性はなかったが及第点だった。後半も見たかった。
木村(5.0)何度かチャンスが来たがフイにしてしまった。良いところ無かった。
森 (5.5)先制点をゲット。ただ、試合を通じて左サイドはかなり崩された印象。
山口(5.5)存在感あったが怪我で離脱。軽傷であることを祈る。頼む。
深堀(5.0)中山退場後に1トップになり、不慣れなポストや孤独なチェイス
       気持ちが切れかける時間帯もあったが、最終盤に復活してやり切った。
中山(4.0)結果的に試合を壊してしまった。退場前も良いプレーはほぼ無し。
外山(5.0)裏を取られてピンチを招く場面多かった。攻撃では気迫を見せた。
平野(5.5)劣勢の中でもボールを取りに行く姿勢を感じた数少ない選手だったかな。
奥田(5.0)10人の場面で投入されたがいつもと同じプレーで残念。もっと気合を。
ピットブル(4.5)クロスへの準備ができておらずチャンスを生かせなかった。
秋葉監督(4.5)
5人交代できるとは言え、鈴木と前嶋を下げたのは拙速の交代だったのでは。ビハインドで10人になってからも、劣勢を跳ね返しに行こうとする采配ができなかった。