TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第4節 水戸2-3岡山

スタジアム観戦。試合終了後の精神的ダメージが大きすぎました...。
不用意な2失点からのロスタイムの同点劇、その直後の再失点。
歓喜と失望とが1分で入れ替わるドラマ。
しかも点を取られたくない岩政から2失点とは...。

***

前半はお互いに堅い試合展開の中、水戸ペースで進んでいたと思う(岡山はシュート0)。
三島がボールをサイドにはたいた後にPA内に進入して、
もう一回パスを受けてヘディングしたシーンがあり、
前半終了間際には佐藤和弘の(実はビッグチャンスな)シュートもあったし。

けれど、後半立ち上がりにロングスローから岩政のヘッドであっさりと失点。
スローインの直前にスルスル上がってくるので、確かに掴まえづらいのだろうけど、
要注意の岩政なんだし、そこはケアしてしかるべきところでしょう。
ジュフンも完全に競り負けていた。

2失点目は、途中出場の湯澤の致命的なパスミスからカウンターを受けて、
中央に走り込んだ押谷を誰も掴まえられずにあっさり失点。
ジュフンが赤嶺のマークを外して押谷100%で当たるべきだったのか、
ボランチの兵働、フランクあたりが押谷を見るべきだったのかは分からないけど、
守備人数はいたのに危機意識が足りなかったのは確か。

その直後の1点返したシーン。
槇人~内田フリック~佐藤和弘~三島へのスルーパスのクリアボールを、
内田が素早い反応とダッシュで追いついてマイナスのクロス。三島も良く反応した。
そのさらに直後に水戸に再びビッグチャンス。
ロングボールを湯澤がヘッドでPA内に落として、佐藤和弘がダイレクトシュート。
キーパーのナイスセーブでこれが決まらなかったのはその後の試合展開を左右した。
(決まっていたら一気に逆転まで行けたと思う。)

アディショナルタイム+2分、兵働が早いリスタートを選択して、
田向のクロスに途中出場の宮本(身体太め)がナイスヘッドで土壇場の同店劇。
しかし、試合はまだ終わっていなかった。アディショナルタイム+3分。
ロングスローのクリアボールを何度も拾われて、ファーサイドにクロス。
前線に残っていた岩政が笠原の頭上を越すループヘッド。呆然とする水戸選手達。
試合終了。

***

そこまで悲観する試合内容ではない。でも負ける/勝てない。
降格争いに巻き込まれた昨シーズンから同じ課題がついて回る。
一つめは、試合全体では選手達は良くやっているものの、
ふとした隙をつかれた "もったいない” 失点が目立つこと。
二つめは、良い流れと悪い流れの両方がやってくる中、
その流れ、特に悪い流れの中でやり繰りできるだけの巧さがないこと。
(強いチームは悪い試合内容の中で勝ち点を拾っていくように。)
三つめは、得点を奪うための武器が不足していること。
(岡山には「ロングスロー」という飛び道具があったように。)

開幕4試合勝ちがないので、気の早い人は「解任!」なんて意見をするけれど、
まだまだそんな時期ではないと思う。
西ヶ谷さんは選手の特長を捉えて、良いサッカーを見せてくれている。
積極的なサッカーは、見ていて楽しい。
だからこそ、今の苦しみを選手・監督で乗り越ることができれば、
水戸のサッカーが開花する日が来るはず。やや楽観的すぎるかな。

【勝手に選手寸評】
笠原(5.0) 良さも悪さも出た試合。 岩政のゴールシーンは前出ても良かったかも?
伊藤(5.0) 空中戦の強さはバッチリ。早い選手への対処とクリアボールの繋ぎは課題か。
田向(5.5) 1アシスト。気持ちは入っていたと思うけど、もっと出来るでしょう。
       ダブル佐藤とのポジション争いに期待。
内田(7.0) 1アシスト。試合展開力、身体の強さ、ホント素晴らしい。
湯澤(5.0) スピードに乗ったドリブルは大きな武器。でもそこからどうする?
佐藤和弘(6.0) 良いところに顔を出せる選手。守備意識も高い。
宮本(6.0) デビュー戦でのゴールおめでとう。
       途中交代で出てきて萬代以上に可能性を感じるかも。

追伸:
手倉森監督が来てたらしいね。ベトナムのメッシも。