TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第29節 群馬2-1水戸 ~後半良いところなし~

前節は勝てる試合を勝ち切れずにドローだったので、
この試合でしっかり修正してほしかったのだけれど、前節以上に悔しい敗戦となってしまった。
特に、後半はここ数試合の中で最も悪い出来だったかな、と思う。
水戸の惜しいシュートは皆無であったのに対し、群馬には決定機を何度も作られた。
(笠原が止めていなければもっと失点してもおかしくなかった。)

まず、後半早々の失点。
松下のサイドへの展開(水戸の左サイド)に守備陣の反応が遅く、
祥はあっさりとクロスを上げられ、PA内に走り込んだ常磐には湯澤も兵働もケアせず。
常磐のシュートに笠原は股を抜かれ。
シュートをラインぎりぎりで細川が掻き出すも、福井は瀬川の反応に負けて押し込まれた。

この1失点なら許せたのだけど、悪い流れをずるずる引き擦っての2失点目はいただけない。
直前にはバーに救われたシーンもあり、ツキは残されていたはず。
それなのに水戸の守備陣は気持ちを入れ直すことはなかった。
松下へのプレッシャーを掛けなかった中盤も、軽く振り切られるディフェンスも、良くない。
これでは試合に勝てないよ。
西ヶ谷監督の「まだ試合をコントロールする力がない」というコメントが、そのまま出たね。

前半は兵働の出来が素晴らしく、パス回しに良く絡みながら、
タメを作ったりスルーパスを通したりしていた。CKのアシストも流石でした。
反対に、田向の相当に低調なパフォーマンスは気になった。
積極的な攻め上がりは見せるものの、簡単なロストやミスパスでチャンスを潰すことが多く、
守備では1対1で負けるシーンが目立った。

平松は、裏への抜け出しを何度もチャレンジしていたし、
ゴールは良かったのだけれど、水戸の攻撃を引っ張るにはまだまだ物足りない。
途中投入された久保も、「限られた時間でやってやる」感はあまり感じられなかった。
また、平松&久保の2トップは、コンビネーションが良くなく、2人で動きが重なるし、
トップと中盤との距離感が開きすぎてセカンドボールが拾えなかったりと、
現時点では攻撃の怖さを出せていない。
和弘や船谷のようにFWとMFの間でパスを貰う意識が強い選手がいたほうが、
今の水戸の攻撃は良く回ると思う。

3人目の交代で内田を投入して、白井を3バックの真ん中においた3-6-1(3-5-2)
にしたけれど、両サイドの田向&祥が低調なパフォーマンスであることも影響し、
このフォーメーションは機能しなかった。
ロメロを前にして攻撃力を生かしたい狙いは分かったけれど...。

祥に対しては、攻撃力を買われての起用じゃないのか?と言いたい。
ボールを貰いに動き出している湯澤に出さずにバックパスするなど、後ろ向きなプレーに終始。ある程度高い位置でパスを受けるときも、縦へ突破を狙う姿勢を感じられないボールの貰い方。
もう相当数の試合を経験しているのだから、言い訳は許されないよ。

西ヶ谷監督の采配も、2枚替えが良い効果をもたらしたとは言えず、
投入された久保も船谷も流れを変えるプレーをすることができなかった。
そして、水戸の攻撃の強みである湯澤をいつも最初に外してしまうのは何故なのだろう。

・・・何だか駄目出しばかりになってしまうので、もう止めよう。
とにかく悔しすぎる敗戦でした。
次節もまた下位の讃岐とのゲーム。見違えるような試合内容を期待したいな。

【勝手に選手寸評】
福井(5.0) 熱くなって余計なファールが多くなってしまった。
田向(4.5) 前半に惜しいクロスでチャンスを1つ作った。
        でもそれ以外は足を引っ張るプレーが多かったような。頑張りは認めるけど。
佐藤祥(4.5) 守備が弱いなら攻撃で魅せてほしい。それも無いならスタメンは厳しいよ。
兵働(6.0) 前半の出来は素晴らしかった。久々に攻撃のタクトを振るう姿を見せてくれた。
        後半は、ロメロとともに中盤の守備の甘さを見せてしまった。
湯澤(5.0) もっと良い形でボールを受けて、サイドへ中央へ切り込んでほしいのだけど。
白井(5.5) 白井がサイドでボールを保持することで良い攻撃に繋がるパターンは少なくない。
佐藤和弘(5.5) 水戸の攻撃を展開する役目を果たしていたと思う。
平松(6.0) 先制点は三島みたいなニアからのヘッド。
        もう少し貪欲にゴールへ向かう姿勢を見せて、相手に脅威を与えてほしい。