TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第28節 水戸1-1熊本 ~悔しいドロー~

前節に町田と引き分けた試合の感想で、
勝ち点で僅差のチームとの戦いでしっかり勝ち点を積むことが大切、と書いたけど、
まさにその「勝ち切る」ことができなかった悔しい結果でしたね。ふぅ・・。

スタメンは、右SBに石神を配置し、ボランチには佐藤和弘を起用。
このボランチ起用は当たっていたと思う。和弘は攻撃の組み立てに良く絡んでいた。

前半早々から、素早い攻めとクリアボールを拾う出足とが噛み合って、
熊本を押し込む時間も結構あったので、今日は期待できそうだと思っていたら、
熊本にワンチャンスであっさり失点を許してしまった。
相手左サイドのクロスが逆サイドに流れたときの、今瀬の対応の悪さはお仕置きものだね。
寄せが相当遅かったし、しかも完全に抜かれてフリーでシュートを打たれてしまった。
笠原も、シュートを予測せずにニアを空けすぎていたし反応も悪かった。
前半の熊本のシュート数は、CKからの1本とこの失点の2本だっただけに、
2人のミスが重なったこの失点は勿体なかった。

攻撃では、フランク&和弘が中盤で前を向いて試合展開をできていて良かったと思う。
和弘はサイドの選手のフォローや、タイミング良い攻め上がりでリズムを生んでいた。
ロメロも良かった。ボール奪取や空中戦の競り合いでもチームに貢献していたし、
相手の嫌がるバイタルエリアへのパスも通していた。
同点ゴールは気持ちが入っていたね。相手DFをかわして思い切り振り抜いたシュート。
決まった瞬間は最高に気持ちが良かった!

後半途中からオープンな展開になり、互いに惜しい/危ないシュートがあり、
そして後半44分に水戸最大のチャンス。
内田のパスから中央を抜け出したロメロのトーキック、しかしクロスバーに嫌われる。
そして試合終了。
スタッズを確認すると、シュートは水戸16に対して熊本6。
水戸の惜しいシーンをざっと思い返しても、和弘、平松、久保、ロメロと幾つもある。
どれかを決めて勝ち点3をしっかり取りたかった。

選手個人を振り返ってみると、
佐藤和弘ボランチは攻撃面では非常に良かった。
ただ、攻撃力の高い相手のあたったときには、守備面でやや不安かもしれない。
久保裕一も後半頭から長時間プレーして、彼の良さを十分見せてくれたと思う。
ボールに届かないと思いきやスッと半歩一歩が伸びる。身体も結構張れる。
平松と久保の2トップは、チームにフィットしてくれば期待できるね。
今の布陣で一番の悩みどころはやはり左SBなのだろう。西ヶ谷監督も悩んでるはず。

【勝手に選手寸評】
笠原(5.5) 素晴らしいセーブもあった。でも失点シーンで-0.5、フィード精度でも-0.5。
福井(6.0) 力強いディフェンスでしっかり跳ね返していた。
今瀬(4.5) 失点シーンもさることながら、攻撃でも守備でも消極的なプレーに終始。
石神(5.0) 本職ではないながら、仕事はしっかりこなした。パスミスがちらほらあり減点。
ロメロ(7.0) 今日のMOM。もし2点目取ってたら8.0付けちゃったよ。
佐藤和弘(6.5) 組み立ても良し。フリーキック精度も素晴らしかった。
白井(6.0) 右サイドでリズムを作ったし、危ないシーンでは全速力で守備する姿も良かった。
湯澤(5.0) 最近は相手に警戒されてなのかチャンスを作り出せてないかな。
平松(5.5) 前節よりポストプレーが効いていた。惜しいシュートもああり。
久保(6.0) 同点ゴールをアシスト。前線でキープもできて水戸の攻撃を作り出した。