TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第30節 水戸3-2讃岐 ~白井!平松!白井!~

現地観戦に行きたかったのだけど、

日中にスポーツや家の草むしりをしたためか、頭がガンガンしてきたので、

涼みながらスカパー観戦でした。

***

前半は、お互いに無理をしない慎重な立ち上がりで、シュート数も控えめ。

水戸の平松も讃岐のミゲルも前線でボールを収められず、分厚い攻撃もなかった。

ただ、讃岐のディフェンスが甘く、中盤で自由にボールを受けされてくれるため、

次第に兵働やロメロが前を向いて攻撃を組み立て始める。先制点はその流れから。

丁寧にパスを繋ぎながら、中央でパスを受けたロメロがフリーになる。

そのタイミングで相手サイドハーフとCB(我那覇)の間へ走り込んだ白井に、

ロメロの見事なロングスルーパスが通る。白井はやや足元滑りながらもこらえ、

左に切り返す素振りから縦を選択してGKの肩上を抜くシュート。二人ともナイスプレーでした。

しかしわずか4分後。CKから福井がミゲルに振り切られて失点。

先制直後に追いつかれる嫌な展開でした。

後半早々の6分。左サイドに流れた和弘が、ルックアップから右足で素晴らしい精度のクロス。

ニアにポジションを取った平松が、頭を良くひねったヘッドでゴールネットに突き刺す。

この得点も、二人ともナイスプレーでした。

しかしまたしても直後(3分後)。左サイドを相手のコンビネーションで崩されて、

佐藤祥が、分が悪い体勢から強引に体を入れにいったことで、相手を倒してPK献上。

ディフェンスが足りてない訳ではなかったので、祥は無理しなくて良かったのに...。

PKは笠原がコースを読むものの右手をすり抜けてしまいセーブできず。笠原は悔しいだろう。

そして退場シーン。ロメロが繰り返しファウルを積み重ねたことでついにイエローを貰う。

不服のロメロは、拍手しながら審判に寄っていき、審判の顔面前で挑発的な拍手をする。

これが異議でイエロー二枚目。ホント余計だったよ、この場面は。

しかし、このシーンが幸か不幸か水戸の3点目を呼び込むことになる。

ロメロのポジションに和弘が下がり、ディフェンス強化のため兵働→内田。

しっかりブロックを作って守る意思統一ができて、守備のバランスは良くなった。

さらに、使えるスペースが広いことで湯澤が躍動。

センターライン付近から、ドリブルで切り裂いたシーンはワクワクさせてくれた。

そして生まれた決勝点。左サイドでボールを受けた湯澤がドリブルを仕掛け相手陣地へ侵入。

そこに長い距離を走ってきた白井が中央から斜めの動きで、湯澤からパスを貰う。

白井はGKとの1対1をかわし、体勢も苦しく角度もないところから見事にゴールへ流し込む。

この決勝ゴールには、家の中で思わず声が出てしまった。

その後、しっかり時間を使って相手にチャンスを作らせずに逃げ切り。

***

この試合、ほんとに良く勝ってくれた。

勝ち越し直後に追いつかれ、さらにロメロの退場。

完全に敗戦の流れだったところを、それでも勝ちに行った選手達には拍手。

セットプレーの守備の穴やシュート精度など課題も見えたけど、

今日は、悪い流れから勝利をものにしたことをプラスに捉えたい。

【勝手に選手寸評】

笠原(5.5) ビッグセーブあり。PKもあと少しでセーブできた。

福井(5.0) CKで振り切られたのは悔しいでしょう。ややファウルが多いのは気になる。

佐藤祥(4.5) PK献上シーンは落ち着きが足りなかった。すぐに前に蹴り出して相手ボールに

        にしてしまうところがあり、もう少し大事に繋いでほしいな。

田向(5.5) 白井とのコンビでよく崩していた。シュート精度は・・・もっと頑張れ!

ロメロ(5.0) 度重なるファウルと退場さえなければ、素晴らしいプレーでした。

湯澤(6.5) 久々に湯澤のやんちゃなプレー全開で観ていて気持ちが良かった。

白井(8.0) 先制点&決勝点はもちろん素晴らしい。

        時には田向を使い、時には下げて試合を作り直すセンスも◎。

佐藤和弘(6.0) 良く試合の組み立てに絡んでいた。

          後半のゴール正面からのシュート。あれは枠に飛ばさないとね!

平松(6.0) ヘディングはお見事。得点感覚出てきたか。前線からのプレスはやや控えめかな。

        もっと「奪い取ってやる」感を出した追い込みをしてほしい。