TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第32節 清水2-1水戸 ~今シーズンベスト!のはずが・・・~

スカパー!観戦。現地観戦の皆様はお疲れ様でした。

こんなに精神的ダメージを引き摺った試合は久々・・・悔しすぎる。

そのくらい今日の逆転負けはこたえたました。

後半20分過ぎに山村が先制点を上げるまでは、

僕の中では、間違いないく今シーズンのベストの内容でした。

一人ひとり技術の高い清水相手にひるむことなく、水戸の目指すサッカーをやり切っていた。

守備ではボールの奪いどころを選手間で共有できていたし、球際の強さは清水を上回った。

マイボールになれば、縦に早くて相手に脅威を与える仕掛けがあり、

それに連動した動きも次から次へと見られた。

中でも良かったのはロメロと兵働のボランチの二人。

ロメロが中央突破でこじ開ければ、兵働は精度の高いパスでチャンスを量産していた。

前半スコアレスドローで折り返す。後半になると、完全に水戸が主導権を握った。

遠目からの積極的なシュートを放ったり、3連続CKから分厚い攻撃を展開したりと、

良い流れを引き寄せて、その流れのまま攻め続けた結果、生まれた田向→山村の見事な先制点。

解説も「そうなりますよね!」とコメントするほど、水戸の時間帯での得点でした。

その後も、2点目を取りに行く積極的姿勢を見せていた・・・はずだったのだけど、

速い攻めを狙いすぎて相手に簡単にボールを渡してしまって、

自らを苦しめるシーンが増えてきて、嫌な予感を感じはじめる。

1人目の交替は山村から佐藤祥。

相手右サイドの村田対策だと思うのだけど、それでも突破されるシーンが続き、

精度の高いクロスボールをかろうじてCBがクリアする、という展開が多くっていく。

2人目は福井(負傷?)から今瀬。・・・しかし直後のCKでアンラッキーな失点。

この失点のタイミングは水戸にとっては最悪だったね。

以降、水戸は攻撃に転じることができず完全に受け身の展開。

そしてアディショナルタイム+4分のラストプレーのCKで再び失点。

ジ・エンド。

今日の試合内容は決して悪くなかった。むしろ途中まで素晴らしかった。

それだけに、先制した後のチームとしてのプレーが悔やまれる。

兵働のコメントのとおり「奪ったボールをもっと大事につなげればよかった」のだと思う。

相手に簡単にパスを渡すことで、相手に試合の流れまで渡してしまった。

マイボールになったら焦らずじっくり組み立てる意識があれば、

そのまま1対0で勝ちきれた試合だったのではないかな。

もう一つ。

7/21の長崎戦敗戦のときに書いたブログ記事でも

「水戸の弱点である左SBを内田にやらせては」と書いていたけど、

ここ2試合はそのフォーメーションが実現してちょっと嬉しい。

戦術理解力も高くボール奪取力もあるので、左サイドの攻撃も守備もかなり向上したと感じる。

「内田の課題はパス」だと指摘されることも多いけど、個人的にはそんな印象はないな。

ただ、今日はスピードある村田に手を焼いていたね。

【勝手に選手寸評】

笠原(4.5) 正面のシュートは恐れずキャッチしてほしい。キック精度も高くなかった。

        今日のプレー内容が続くようなら本間に戻すことも考えてよいかも。

細川(6.5) 鄭大世に自由を与えなかった。全部ボールクリアせずにフリーのときは

        大事にボールを繋ごうとする姿勢も◎。

田向(5.5) 見事な先制点アシスト。全体的には勿体ないパスがやや目立ったかな。

内田(5.5) 元々中盤の選手だけあって、攻撃参加時のポジションが高く、

        何度か精度の高いクロスからチャンスを演出していた。

ロメロ(7.0)中盤で前を向いて推進力あるプレーを連発。先制点もロメロのパスから。

兵働(6.5) 水戸の攻撃の良いリズムの中心。課題の守備も、今日は積極性を見せた。

山村(7.0) 気合い入っていたね。先制点以外でも積極性あるシュートを見せてくれたし、

        守備も集中していて前からのプレスも下がっての守備も頑張っていた。

平松(5.5) 惜しいシュートあり。でも、身体を張って水戸ボールにする回数が少ない印象。

        自分の予想と違ったところへ来たパスとか、ルーズボールとかへの反応が、

        まだまだイマイチな気がするんだよな。期待している分だけ厳しい意見を。