TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第20節 山形2-2水戸

2点先制から追いつかれてのまさかのドロー...。
でも、今日の試合内容はここ最近の中で間違いなくベストだった。
山岸の壁が高すぎたことと、わずかな守備の綻びが失点に直結してしまったこと。
今日の試合で選手・監督を責める持ちにはならない。
「運がなかった。切り替えよう」という言葉を掛けたい。

***

水戸は試合の入りから、良さが出せていたと思う。
湯澤にボールを早めに渡して勝負させることを意識的にやっていて、相手は手を焼いていた。
そんな中での先制点!船谷のクロスも、三島のヘッドもどちらも素晴らしかった。
さらに1分後、湯澤が左サイドを見事にえぐってマイナスの折り返しに
船谷がつぶれて右サイドの白井がゴールに流し込む!
守備に関しては、山形にまともなチャンスを作らせず、
ジュフンや細川のクリアボールもしっかり自分達で回収できていた。

後半10分過ぎに失点。あのディエゴのミドルシュートは見事としか言いようがない。
(もちろんバイタルで彼に前を向かせてしまったのが不味かったけど。)
でも、今日の水戸は受け身に回らずに、試合を立て直していた。
集中したディフェンスから素早い攻守の切り替えで、決定機を量産。
シュートも枠に飛ばしていたのだけどGK山岸がことごとくセーブ。
いくつ止められたろう...。
PA内の船谷のシュート、同じく白井のシュート、湯澤の至近距離からのシュート、
ロメロのミドル...。やや甘めのコースとは言え、全てに反応する山岸には脱帽。
それでも水戸の試合運びは落ち着いていて、サイドを上手く利用して時間を使えていたから、
このまま2-1で逃げ切れるかと思っていたら...ワンシーンからまさかの失点。

2-2になってから、水戸は3点目を取って勝ちに行く姿勢を見せてくれたけど、
そのままタイムアップ。

シュート数は水戸13(枠内8)に対して山形5(枠内3)。
枠内シュートの中身も惜しいシュートばかり。コーナーの数も水戸が圧倒。
この試合内容でドローに持ち込まれたのは痛いけれど、決して下を向く内容ではない。
結果は出なかったけど自分達のプレーに自信を失わずに次節に臨んでほしいな。

***

・まずロメロのボランチ起用。これは当たりだったと思う。
 中盤で前を向けるから、水戸の攻撃がより怖さを増していたし、
 高いポジションを取って、前線のプレスに連動した動きを見せてくれていた。
・湯澤にボールを集めたのも、相手にとっては相当脅威だったと思う。
 湯澤自身もエゴを出して、常にドリブルを選択しようとする意識で◎。
・ここ最近低調だったソンジュフンも今日は安定感をもたらしていた。
・西ヶ谷監督も、今日はチームのバランスが良いのを見て
 交代枠を温存したのは正しい判断だったと思う。

【勝手に選手寸評】※甘めの採点です。
本間(5.0)  相手の数少ない決定機がそのまま失点に。本間の責任ではないけれど... 。
ソンジュフン(6.0) ディエゴ、大黒など強敵相手にしっかり対応できていた。
佐藤祥(5.5) 湯澤のスペースを生かそうという意識が強かった。
湯澤(7.5)  切れ味抜群!前半・後半ともに決定機を山岸に防がれたのは無念。
兵働(6.0)  いつもより前への意識が高く、パスも散らしていた。
ロメロ(7.0) ロメロが中盤で前を向いて攻撃の起点に。今日の試合を作った功労者。
白井(6.5) サイドでのタメやタイミング良いPA内への顔出しなど。守備も頑張ってた。
三島(6.5) 先制点は見事。身体を張ったポストプレーも効いていた。