TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第26節 水戸3-0金沢 ~グエンコンフォン初スタメン~

昨日はスタジアムから帰宅後すぐに寝てしまったので、更新が一日遅くなりました。

茨城×ベトナム友好親善マッチということで、在日ベトナム人を無料招待したり、
茨城空港で運航されたベトナムチャーター便で観戦ツアーを組んだりと、仕掛けがいくつか。
また、試合開始前には、メインスタンドの観戦者にベトナム語で呼びかけるなど、
盛り上げるイベントもあり、会場は暖かいムードに包まれていた。
そんな中でのグエンコンフォン初スタメン。本人は相当に力入っていたでしょう。
後半7分に交替するまで、良く頑張ってくれたと思う。

さて、三島が抜けた後、水戸がどんなサッカーをするのかが注目なのだけど、
今のところ大きな変化はない印象でした。三島の役割は平松がそのまま引き受ける形。
平松も空中戦は結構戦えそうだ(メンデスには勝ててなかったけれど)。

フランクが出場停止から戻ってきて中盤での力強さ、推進力が復活。
ミスも結構するのでサポーターからは駄目出しがチラホラ聞こえるのも事実だけど、
この選手なしには水戸の攻撃力は半減してしまうと思う。大事な選手。
この試合では、早いタイミングで平松が走り込むスペースへ効果的なロングパスを通していた。

ロングパスといえば、福井の前線へのフィードもなかなか精度が高い。
低弾道で平松へしっかり繋がるパスを出せている。攻撃の部分ではジュフンより上だね。
ディフェンスも試合を重ねるごとに力強さが増していると思う。

試合内容では、前半は残念ながら攻めの組み立てができていなかったかな。
サイドを替えてスペースを効果的に使うことが少なかった。
湯澤に良い形(=ドリブルで仕掛けられる形)でパス供給できた回数も少かった。
でも後半、佐藤和弘が入ってからは活性化し、積極的なプレスからショートカウンターを量産。
和弘はサイドよりも真ん中でプレーしたほうが生きるのかもしれないね。

得点シーンは兵働の蹴ったCKから。ロメロが競って肩(?)に当てたボールがポスト直撃。
その跳ね返りに素早く福井が反応し、再びポストに当てながらもゴールネットへ。
福井はこれで2連続ゴール。反応の良さはゴール意識の高さの表れ、素晴らしい。
2・3点目は和弘~平松、平松~和弘という、お互いにアシストしあうゴール。
2点目の湯澤がドリブルで中央へ切り込んだプレーも貢献度は大きかった。

前節に引き続き、前半と後半で内容が全然違う試合だったけれど、
今節はグエンコンフォンを出場させるミッションもあったと考えれば、
前半をどのような形であれ0-0で終えたのは、水戸にとっては想定通りだったと思う。
そして後半、絶賛覚醒中の和弘がそれにふさわしい活躍を見せてくれて、
守備陣も相手に決定機を作らせずにゼロ封して3-0の快勝。
サポーターにとって気持ちよく帰宅できる試合でした。
そして「今後も好調が続くかも?」と期待させてくれるのに十分な試合でした。

【勝手に選手寸評】
笠原(5.5) クロスへの飛び出しなどでは安定感あり。
        フィード精度も、まだ改善の余地ありだけど良くなっているかな。
福井(6.5) 2試合連続得点。CBとしての強さも十分見せてくれた。
田向(5.5) 田向&白井の右サイドはバランスは良い。チャンスメイクをもっとできるはず。
兵働(5.5) セットプレーのキック精度はさすが。パス回しへの関与はやや足りないか。
フランク(6.0) 効果的な縦パスや中央突破などの攻撃面で貢献。守備も精力的にこなした。
湯澤(6.0) 2点目に繋がるドリブルは持ち味を存分に発揮。周りを使うパスも上手くなった?
佐藤和弘(7.0) 後半に流れを引き寄せた立役者。2試合連続のMOM級の活躍。
          次節ではFWではスタメンを。
平松(7.0) 2得点に絡む活躍。前線でのハイボールの競り合いも頑張っていた。
        ポストプレーはやや落ち着かない印象だけど、試合数重ねれば期待できそうかな。