TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2016 J2第27節 松本0-0水戸 ~三島の決定機を笠原が阻止~

三島の松本移籍が決まってまだ2週間での対決でもあり、
また、前回の水戸ホーム戦で2-0から逆転負けを喫した相手との対決でもあり、
「負けられない」という気持ちは強く出ていたと思います。
その裏返しで、前半・後半とも堅い試合内容でした。

スタメンは右SBに佐藤祥をもってきて左SBに今瀬を配置。それ以外はいつも通り。
前節は動きが良くなかった船谷も、スタメン起用。
松本は高崎1トップ。前回やられた飯尾もいました。

今日の試合でまず感じたのは、左サイドに今瀬が入ったことで守備のバランスが良かったこと。
これまでの佐藤祥&湯澤では相手に突かれたときに脆かったので、
今日はいつもより安心して観ていられました。
今日の今瀬は、チャレンジすべきところをズルズル下がってしまう場面も散見されたけど、
攻撃面では前線へのふわっとしたパスを効果的に通していて良かった。

FW平松の今のプレーぶりにはまだまだ物足りないかな。
相手DFとの空中戦はほぼ勝てなかったし、
身体を張ったポストプレーや、チャンスでボールを持ったときのアイディアも少ない。
ディフェンスは頑張っていると思うけど、FWとしての働きをもっと期待したい。

平松が前線でボールを収められない分、水戸の攻撃はやや少なめだったけれど、
それでも、前半に湯澤、船谷、今瀬、湯澤と繋いで左サイドで1対1を作りだしたチャンスや、
後半、CKの流れから船谷が左サイドを突破し、PAに進入したロメロにパスを出したシーンなど、
攻撃でのコンビネーションはまずまず成熟してきたかな。
ロメロと言えば、センターライン付近からの超ロングシュートは惜しかったね!
枠に飛んでいたけれど、相手GKシュミットダニエルがナイスセーブでした。

終盤は水戸に疲れが見えて、松本にボールを支配される時間帯があった。
高崎(交替後は三島)狙いでシンプルにハイボールを入れられて、
クリアボールを拾われて再び放り込まれて・・・という場面が続いたときは、
この嫌な流れで失点しないかヒヤヒヤしたけど、何とか凌いでくれてよかった。
最終盤、三島に訪れた決定機は、笠原がゴールマウスに立ちはだかり失点を許さず。

スコアレスドロー。お互いにシュート数1桁、CKも少ないという堅い試合内容。
アウェーの松本相手だったことを考えれば、悪くない結果かなと思います。
「勝てた試合だった!」という感じはなく、ただ、松本の怖さもそこまで感じなかった。
次節は近い順位に熊本相手のホームゲームなので、
そういうゲームでしっかり勝ち点3を積みあげることが上位へ食い込むために大事ですね。

【勝手に選手寸評】
笠原 (6.5) 宮阪のフリーキックを素晴らしいセーブで救った。安定感があるプレーぶり。
細川 (6.5) この人のガッツあるプレーが好きです。高崎相手に一歩も引かず。
今瀬 (5.5) 自陣で回収したボールを単純にクリアせずに繋ぐ意識が高く、
         今日の試合ではそれが効果的だった。守備もまずまず。
兵働 (5.5) 緩急あるパスで何度か良いパスを通していた。
ロメロ(6.0) 後半の超ロングシュートは惜しかった。 ゴールに向かう意識の高さが
         水戸の攻撃に推進力を持たせている。今日一番シュート打ったね。
湯澤 (5.5) 強引なドリブル突破を仕掛けることを織り込まれ、相手DFに抑えられた。
         それでも水戸のストロングポイントであることは微塵も揺るがず。
船谷 (6.0) DFライン裏への抜け出しや中盤での組み立てへの参加など、
         効果的な動きを見せていた。
平松 (4.5) 厳しめに評価。相手に競り負けて倒れる場面が目立った。
         解説の片山真人(!)も「もう少し頑張らないと」とコメント。