2019 J2第14節 水戸０－０柏 辛うじて価値ある引き分け

攻め込まれたね。

特にオルンガとクリスティアーノの個人技で何度もやられたけれど

水戸の各選手がサボらず身体を張って、ギリギリのところで無失点で切り抜けた印象。

攻撃面では、相手にボールを渡してしまう展開が目立った。

守備で粘ってようやくマイボールした直後に失ってしまうと自分で自分の首を絞める。

もちろん失敗覚悟で可能性の低いところにチャレンジすることがあっても良いけど、

大切に繋ぐ意識はもっとあったほうが良いと感じた。

木村が離脱した左サイドは攻撃が活性化せず、志知の効果的な攻め上がりはほとんど無かった。

キープして志知の攻め上がる時間を作れる木村と、

ボールを持ったらまず仕掛けることが第一選択肢の浅野では、

木村と志知の組み合わせのほうが相性は良さそう。

でも、浅野の切り裂くドリブル突破はかなりの武器なので、よりよい関係性を見出したい。

今日の試合では岸田が負傷交代。心配だね、長引かなければよいけど。

怪我人が増えてくると今の良いチームバランスが一気に崩れるリスクがあるので怖い。

交替で入った外山は幾つか勿体ないプレーもあったけど、

攻撃面ではワクワクさせられそうなモノをもっている一方で、

ほかの二人の途中投入選手について言うと、

森は終盤のワンチャンス以外は存在感が薄かったし、ジョーに至っては・・・。

交替選手の層の薄さはやはり気になるところ。

まあ、何はともあれ強敵の柏にドローで終えられた意味は大きい。

前節初黒星から連敗するのとしないのとでは、全然気の持ちようが違うと思うから。

試合の総括としては「良くぞ粘り強く守り抜いた」と言ってよいのでは。

【選手寸評】

松井（6.0）　セービング、クロスへの対応とも、素晴らしかった。

伊藤（6.0）　オルンガ相手によく食らいついていた。結構危ないシーンも作られたが。

細川（6.0）　クリスティアーノを辛うじて零封。

岸田（5.0）　江坂にポイントを作られて、水戸の右サイドは崩される場面が多かった。

志知（5.0）　攻撃力発揮できず。相手FWの怖さに慎重になった面もあるか。

前　（5.5）　中盤の守備で貢献度大。攻撃では今日はパスがいまいち合わなかった。

白井（6.0）　清水黒川がチェックに行けないときにカバーでチェックに行くなど、

　　　　　　 豊富な運動量でチームを支えた。

浅野（4.5）　期待していたがポジショニングの問題か良い形でボールを受けられなかった。

茂木（5.5）　数少ないチャンスをモノにしてやろうという気概を感じた。いつもより目立った。

黒川（5.5）　相手に警戒されてか、いつもの躍動するプレーは少なかった。

清水（5.5）　空中戦では結構触れていた。ただチャンスはあまり回ってこなかった。

外山（5.5）　不用意なファウルやパスミスもあったが、攻撃時の質の高さは見られた。

森　（5.0）　投入されてから存在感を出せず試合の流れは変わらなかった。

ジョー（5.0）最後のシーン、足を滑らせたのは無念。