TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第19節 水戸4-2山口 今季ベストゲーム(後半15分まで)

現地には行けずDAZN観戦(録画)となりました。観客数は1300人台か・・・昨シーズンの4分の1しか入っていないと考えると、クラブ運営は大丈夫かなと不安になりますね。試合開催経費は削れるところが殆どないどころか、コロナ対策で経費も労力も掛かりそうな気がするし。家族サービスポイントをしっかり貯めて、また現地観戦に行きたいなと思っています。

さて、今日の試合は3バックの水戸がチーム全体として躍動していました。(レノファの守備が軽すぎた面は否めないけど)。後半15分までは今季ベストゲームで危なげない試合運びでした。

各選手が怖がらずに中盤真ん中にボールを付けたり、縦のパスの出し入れを織り交ぜて展開していて、相手に的を絞らせなかったのは素晴らしかった。ボランチ安東のパス回数が多かったのが、これまでの試合との大きな相違点かなと思いました。チームの意識付けを感じた部分でした。

また、守備で奪ったボールを大切にする意識も強かった。今日の試合では安易に相手に渡すクリアは少なめで、むしろ低い位置から繋いだりカウンターを仕掛けてビッグチャンスを作り出す場面が目立ちました。この点も、終始セカンドボールを拾われ続けた栃木戦からの修正が図られていると思いました。

攻撃陣は全選手とも目立っていました。まず出色の出来だったのは奥田。試合の流れを呼び込むPK(本来の右の位置から左に顔を出してエリア内に侵入)や2アシストはもちろん、それ以外でも積極的に前を向いて仕掛けるプレーでチャンスを演出していました。いつの間にかあんな自信持ったプレーができるようなっているなんてね。次に森勇人。森は縦横無尽に走り回ってとにかく目立った。得点に至るワンプレ―前には、森が絡んでいることが多かったですね。ただ、本人の頑張る意識が強すぎるのか、明らかに無駄なランニングがあったり、パスを選択すべきところ自分で仕掛けたりするプレーもあったので、その点で奥田にはやや及ばないなという印象。

FW2人(中山、山口)はとにかくシュートを打ちまくりました。各9本、2人で18本とは凄い。山口はビッグチャンスを何度も決めきれなかったけど、2ゴールは上げた訳だから文句は言えない。中山もラストパスが回ってこずにイライラする時間帯もありましたが、鬱憤を晴らす会心のシュートを決めました。

そして今日素晴らしかったもう一人は、やはり前嶋ですね。常に高い位置取りで左サイド攻略に積極参加していました。山口一真の2点目のアシストは圧巻。あれは水戸陣地の一番深いところからの駆け上がりだからね。そして守備も◎。何度も相手をストップしてボールを奪い取っていて頼もしかったです。それにしても、前節と今節の試合を観ると「右より左のほうが適性があるのでは?」と思ってしまいます。今後の起用法に注目ですね。

2失点は課題。どちらも水戸の守備にスキが見えました。特に1失点目のショートコーナーへの対応の遅さは拙かった。今季はショートコーナーからやられる場面が多い気がします。今日の場面では、松井が森に「まだ行かなくていい!」とコーチングする一方で秋葉監督は「行け!」と声を張り上げてたように聞こえたけど、実際はどうだったろう(こういうのは現地観戦のほうがしっかり聞き取れそうですね)。

まあただ、今日はホームで素晴らしい攻撃を見せてくれて勝利できたことを素直に喜びたい気持ち。そして今度こそ連勝したいですね。

 

【選手寸評】
松井(4.5) プレー判断が消極的で守備範囲が狭くなっている。1失点目も勿体ない。
ボニ(5.5) 3バックの真ん中でライン統率&安定した守備を見せた。
細川(5.5) 2失点目で身体に当たったプレーは仕方なし。試合通じて強さ見せた。
乾 (5.0) サイドバックよりはしっくり来たが、やはり守備の軽さは気になった。
安東(5.5) ビルドアップも悪くなかったし、相手にガツガツ行く守備も良さは出た。
      イエローカードを考慮しての交代かもしれないけど少し残念だった。
河野(5.5) 積極的な攻撃もあり守備も安定。ただ、後半は存在感が薄かった。
前嶋(6.5) 攻撃と守備の両面で躍動。山口の得点は半分以上前嶋のおかげ。
森 (6.0) とにかく動き回ってボールを触りまくった。気合を感じさせる選手。
        ゴール/アシストの記録には残らないがチーム貢献度は大きい。
奥田(6.5) MOMに選びたい。3得点に絡む大活躍。終始効いていた。
山口(6.5) シュートが防がれまくったのはそれだけチャンスに絡んでいる証拠。
       結果はしっかり2得点。左に流れての攻撃組立も良かった。
中山(6.0) 1ゴールのほかポスト直撃の惜しいシュートもあった。
       何度も思うけど上手さ・しなやかさは十分。でも時には強さも見たい。
平塚(5.5) 後半冒頭から投入されたが直ぐ馴染む。攻守ともしっかり。
山田(5.5) 守備は身体を張るもやや強度不足。攻撃での前向きなプレーは良かった。松崎(5.0) 終了間際に良い形でボール持ったが、それ以外はボールは回ってこず。
ピットブル(6.0)突進力。3-2の危ないスコアから勝利を呼び込む4点目。
住吉(5.0) 再び3バックに戻すために投入されるも、あまり印象に残らなかった。