TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第20節 琉球3-2水戸 栃木戦の再来

アディショナルタイムの失点で逆転負けは、まさに栃木戦の再来。あの敗戦からまだ2週間しか経っていないのというのに、また繰り返してしまうとは・・・。やはり、”メンタル”とか”気持ち”の問題だけでは改善できないということでしょう。リードしている中で勝ち切るためのチーム全体での意思統一や、采配による微修正があってこそ、個々のプレー意識が活きてくる。そのベースが無ければ、個々がいくら頑張っても限界がある。そのことを改めて痛感させられる敗戦でした。3度目は勘弁ですからね?

さて、そんな不満の残る試合。僕はいつものように試合結果を観ないようにしてDAZNで録画観戦していたのですが、85分のところで子供が泣き出して観るのを中止しました。偶然にも失点を許す直前のリードしている時間帯です。そして時間が経ってから「そういや試合はあのまま順当に勝てたかな」なんて軽い気持ちでニュースを観て、スコアに愕然したのです。「え、これ現実?」と。

ただ、むしろ、そういう形で試合結果を知ったので、試合開始から終了まで続けて観た方とは印象が少し違うのかなとも感じています。というのは、85分まで観た時点では、水戸の戦い方に割とポジティブな印象を持てていたから。具体的に言えば、前半20分頃までは水戸が球際の強さを見せて主導権を握れていたし、後半になるとギアを上げて点を奪いにいき、見事に流れを引き寄せ、良い流れのまま逆転に成功するなど、苦しい展開を主体的に打開して試合を引っくり返せたところが好印象だったからです。あのまま失点せずに試合終了を迎えていたら、「よくぞ成長した!」と拍手喝采を送れる出来だったでしょう。85分まで観た時点の自分の目にはそう見えました。

そういう訳で、ラスト10分の試合運びの拙さと試合結果を見れば非難されてしかるべき試合でしたが、全否定されるべき試合でもなかったなということを書き残しておきたいと思います。水曜日の北九州戦も、別に期待感ゼロで迎える必要もないなと。何せ今季は好不調が試合ごとに入れ替わる荒波のシーズンですからね。連勝はお預けですが、連敗もお預けしてほしいところです。

 

【選手寸評】
松井(5.0) 3失点は止められなくても止む無しのシュートかな。
        後半、高い位置まで飛び出してピンチを救った場面は良かった。
細川(4.5) 2失点に直結する守備。寄せの甘さ、ケアすべき相手の判断ミスなど、
        悪いプレーが目立った。
ボニ(4.5) 相手FWをボニと細川のどちらが見るか。その共有ができていなかった。
前嶋(6.5) 1G1AでMOM。左サイドになってから攻守に獅子奮迅の活躍。
河野(5.0) やや積極性に欠くプレーが多かった。ただ前半交代は少し気の毒。
安東(4.5) 失点場面も含め、集中を切らす悪い癖がある。
平塚(5.5) パスによる展開力と守備意識の高さの両面で良さを発揮していた。
森 (5.0) 精力的に動き回り潤滑油に。シュートも打った。ただ怖さが足りない。
奥田(5.0) ボールの受け方が良く、奥田からチャンスを作り出せる。
       終了間際に惜しいシュートはあったが、それ以外ももっと積極的でいい。山口(5.0) ボールに触る回数は多かったが、プレーに強さを感じられず。
中山(5.5) 7ゴール目はらしいゴール。
岸田(5.0) 後半開始から。相手を押し込むのに貢献したが終盤は疲労で運動量減る。
山田(5.0) 動き出しの鋭さがあった。1点目の起点も山田から。
       しかし3失点目の一因は山田が守備バランスを崩したことにあり。
村田(5.0) 運動量はあったが、良い形でのフィニッシュなし。得点の匂いは薄い。
ピットブル(4.5)全く良さが出せなかった。あれなら疲れた中山でも良かったかも。
乾 (4.5) 守り固めで投入されて2失点という結果。守備意識を見直してほしい。
秋葉監督(4.5)
後半の逆転の流れを作れた点は評価。
中山・山口の交代で前線で時間を作れる選手を不在にし、受ける時間が多くなった。
乾投入による5バック化は相手選手マークの責任が曖昧になり裏目に出る。