TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第9節 水戸3-2金沢 This is football!(二日遅れ)

二日遅れのDAZN観戦でした。

秋葉監督が試合後インタビューの第一声で「This is fooball!」と叫んだというのはTwitterのタイムライン上で知っていたけど、改めてあの愛くるしい笑顔で言うシーンを見て思わずにんまりしてしました。いいキャラクターです。

さて、試合はアディショナルタイム弾での劇的勝利。数シーズン前までは、逆にラストプレーで失点して辛酸をなめる試合が多かっただけに、2試合続けてアディショナルタイムにゴールを奪って勝ち点を積み上げられていることに、クラブとしての大きな変化を感じています。

今回の金沢戦は水戸の良い面悪い面が両方出た試合内容でした。良い面は攻撃の部分。前線の狭いエリアでしっかり中山がキープし、そこに山口や中盤の選手が積極的に絡んでいく場面がたくさんみられました。各選手ともパスを出した後も足を止めずに再度パスを受けようと動き出していて、チームとして攻撃がよく機能していた印象です。特に中央からの崩しが良かったですね。悪い面は最終ラインの守備。2失点の場面以外にも、これまでの試合と同様に高いラインの裏を効果的に使われる場面が多かった。昨シーズンの闘い方だったらFWがとにかく前からプレスを掛けていくので、相手DFに楽にロングボールを蹴らせなかったけれど、今シーズンはそこまで前掛かりじゃないままラインを高く設定しているから狙われやすい。解決方向としては、ラインの上げ下げの判断をもっと習熟していくしかないのかなと。ラインを上げてコンパクトな陣形でボールを奪いに行くときと、スッと下げてリスク回避するときと、両方をうまく使いこなしていってほしい。言うのは易しですが。

もう一つ。この試合では采配が的中。平野と松崎を同時投入により、本当にガラッと流れが変わりました。そして決勝点は平野、松崎、ピットブルという途中交代の3人で中央を突破。お見事でした。松崎は昨シーズンの浅野のように流れを変えられる力を持っていますね(途中交代で村田や森が入ってくるのとはちょっと違う...)。先発で観たい気持ちも強いのだけど、今回の起用方法もチームの武器になるなと思いました。

 

【選手寸評】

松井(6.0) 前半危ないシーンで体を張る。危ないシュートにも安定感ある対応。
細川(5.5) 粘り強く守備をした。ビルドアップも悪くなかった。
ボニ(4.5) 試合全体としてのパフォーマンスは悪くなかったが2失点に絡むミス。
       解説の指摘のとおり「準備不足」だった。
前嶋(5.0) 攻撃も守備も良さは見えず。局面局面で積極性も強度も足りない。
外山(5.5) PA内に切り込む良いシーンあり。いつも通り仕掛ける左サイドだった。
山田(5.0) フィジカルで競り負け、良いパスも少なかった。
平塚(5.5) 身体負けの場面もあったが、独特の雰囲気で攻撃面で良さを出した。
森 (5.5) 精力的に走ってチームの攻撃を活性化。守備はやや後手だったか。
村田(5.0) 良い動き出しはしていたが、結果的にゴールに迫るチャンスはなし。
山口(6.0) 先制点は常に得点を狙う嗅覚と判断の良さが出た。後半はやや消えた。
中山(6.5) 1G1AでMOM。狭い局面でのポストプレーが素晴らしい。
平野(6.5) 縦パスはもちろん左右に質の高いロングパスも供給して存在感大。
       勝利の立役者という意味でMOM級の活躍
松崎(6.5) 相手を剥がすドリブル、守備の間を縫うパス、素晴らしい。
       2アシストでこちらもMOM級の活躍。
奥田(5.0) 良くもなく悪くもなく。チャンスを自ら作り出すプレーはなかった。
岸田(5.0) 与えられた時間を精力的にプレー。
ピットブル(6.0) 短い時間ながら何度もチャンスに絡む。そして劇的な決勝点。