2019 J2第27節 横浜FC０－０水戸 辛うじて無失点

横浜は強かった。

ビルドアップはボランチとCB２枚の形にして両サイドが高い位置を取る攻撃的なスタイル。

松尾、斉藤あたりのスピードとテクニックがある選手にも手を焼いた。

特に水戸の左サイドがかなり押し込まれた印象だったけど、

横浜のシュート精度に助けられた面もあって久々の無失点。

瀧澤は少し怪しいプレーもあったけどなんとか耐えた。

ただ、上位に食らいつくためには勝ちたかったのも確かだね。

後半10分過ぎあたりからしばらくは水戸の流れがあって、

左右のサイドから良い形が作れていた。

志知、外山という攻撃的な二人を置いているからには、そこの強みを最大限生かすべき。

この時間帯には、イバのバー直撃ヘッドなど致命的ピンチもあったけど、

両チームを通じて一番のビッグチャンスはやはり小川のシュート。

リプレイを何度見ても悔やまれるシーンでした。

また、拮抗した闘いで両チームに消耗が見られた最終盤に浅野が入ってきたときは、

「やってくれるんじゃないか」とかなり期待したんだけど、

ちょっと出場時間が短すぎたか。浅野はもっと長い時間観たかったな。

小川と福満の加入によるマイナスの面が少し目立ってきたかなと思う。

清水＆黒川の２トップのほうがチームとして連動した守備ができていて、

小川が入ると運動量がやや足りないのかプレスを簡単に交わされてしまう気がする。

福満に関しては、期待していたほどのプレーを見せてくれず低調な出来だね。

これでは残念ながらスタメンは勝ち取れない。

もう一つは平野について。彼は守備面での課題は確かに多そうだけど、

細い穴を通すスルーパスだったりフリーキック時の高い精度だったりと、

大きな武器も持っている。スタメン起用も結構ありなのではと思い始めた。

それを踏まえると、僕の中でのベスト布陣（スタメン）は、

今日のスタメンのうち小川を清水に変えた11人なのかもしれない。

【選手寸評】

松井（5.0）　危ないシュートを打たれたが枠内は少なく助けられた。

細川（5.5）　厳しい当たりを見せていた。

瀧澤（5.0）　横浜の選手に前に入らるシーンが何度かあり不安もあったが何とか凌ぐ。

志知（5.0）　守備に回る場面が多かった。攻撃では１度裏を取った惜しいシーンあり。

外山（5.5）　仕掛けられるSBは見ていて楽しい。惜しいチャンスも何度か作れていた。

前　（5.5）　スピードある横浜の選手に苦労する場面もあったが頑張っていたし、

　　　　　　  攻撃時の展開力も見せた。

平野（5.0）　パスセンスは十分披露していた。守備力がつけば更によし。

白井（5.0）　複数ポジションをこなしてチームに貢献。ただいつもより目立たなかった。

木村（5.0）　んー良くも悪くもないという感じか。そこまでの良さは感じなかった。

黒川（5.0）　最近は抑え込まれる場面が多くてちょっと心配。自信喪失している時期なのか。

小川（4.5）　最大のチャンスをふいにしたので-0.5しておく。前節よりはボール触ったけど。

清水（5.0）　流れを変えることはできず。

福満（4.5）　得意の攻撃ではチャンス作れず。苦手の守備でももっと強く行ってほしい。

浅野（5.0）　出場時間が短かった。１対１で仕掛ける回数をもっと与えてあげたかった。