TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

2020 J2第24節 水戸0-0岡山 勝ち切れなかった試合に見えました

一言で言うと「前半のどれかのチャンスで決めておきたかったね」という試合でした。ハイライトでは除外されてしまったけれど、試合開始直後のシーンがかなり惜しかったですね。山口が最前線で粘ってキープし、中山がフリーで効き足でシュート。コースは十分あったので決めてほしかったな。その後も、前嶋のカットイン&パスから木村がダイレクトで合わせた場面、スローインから奥田が抜け出した場面、森のシュートがポストを叩いた場面、ロングキック(牲川からのキックだったっけ?)を中山が絶妙なポストを見せて山口が裏に抜け出した場面など、決定機の数は水戸が上回りました。

ただ、後半は岡山の素早い守備に苦しみ、特に70分以降はセカンドボールを拾われ続ける苦しい時間が長く続きました。あのときはイヤ~な予感をしながら観ていましたが、そこは守備が踏ん張ったというのか岡山の攻撃力不足に救われたというのかで、何とか凌げました。岡山の監督が「勝ち点3を取ってもいい試合だった」とコメントしたのも、終盤の流れからしたらうなずけます。

全体を振り返ると、点を取れず勝ち切れなかった勿体ない試合ではありましたが、岡山にほとんど危険なシュートは打たせず、守備の安定感は割とあったかなと思います。また、安東&山田のボランチは、前半はかなり機能していたように見え、ボランチ経由で良い局面を作るシーンが見られました(特に安東は積極的なプレー多し)。後半は中盤を逆に支配されてしまいましたけどね。

これで現在リーグ12位。今季は監督批判も多いけれど、そこそこの結果は出しているんだよね。上にも下にも行ける順位。良い波に乗れるかどうか。

【選手寸評】
牲川(5.0) 試合展開的にあまり出番自体が少なかったので可もなく不可もなく。
住吉(5.5) 試合を経るごとに強度が増してきていて頼もしい限り。しっかり休んで。
ボニ(5.0) 赤嶺相手に競り負ける場面が多かったかな。
前嶋(5.5) 効果的な攻め上がりで右サイドを押し込んだ。前への推進力がある。
外山(4.5) 良いところなく水戸のブレーキに。持ちすぎてロストが目立った。
安東(6.0) 今日は積極的にボールに関与した。守備も献身的だった。
山田(5.5) 相手と相手の間で受けるプレー良かったがプレー強度の弱さも散見。
木村(6.0) 守備は危ないところをしっかり潰す。攻撃は自由に動いて好機演出。
奥田(5.5) 前向きでプレーする強みを見せた。攻撃の潤滑油になっている。
山口(5.5) 気持ちの入ったプレーは存分に見せてくれた。良いラストパスも供給。
       GKの1対1でボールをコントロールできなかったのは痛かった。
中山(6.0) チャンスのどれかで1点取って欲しかったというのが正直な気持ち。
       ただしFWとしての存在感は出していた。
細川(5.0) 守備はしっかり。味方CKからの惜しい場面は予測力が足りなかったか。
河野(4.5) プレー時間はたっぷりあったものの良さが出たプレーが思い出せない。
森 (5.5) ポストを叩くシュート。ドリブルで持ち上がりチームに時間を与える。
平塚(5.5) 岡山に傾いた流れを水戸に引き戻す。攻撃を組み立てられる選手。
ピットブル(5.0)あまりチャンス回ってこず。裏の抜け出しが一番の形だが出せず。
秋葉監督(5.0)
試合全体としては悪くはなかったが、後半の岡山攻勢に対処する修正がなかったり、
河野と前嶋のポジションは交換すべきだったりと、やや不満も残る。