2019 J2第36節 柏２－３水戸 チームが１つに

すごい、本当に今季の水戸は強い！

首位の柏相手にで逆転勝ちをやってのけるとは。

シーズンの流れ、試合の重みを踏まえれば、今季ベストゲームでしょう。

今シーズン初出場の浜崎、村上がＭＯＭ級の活躍を見せてくれた。

建前でなく、本気チームが１つになって昇格を目指している。ちょっと感動しちゃうよね。

前半10分過ぎの水戸の決定機（福満のナイスクロスから木村、清水のシュート）が決められず、

直後のＣＫから失点したときは、「これが首位との差なのか・・・」なんて

僕の頭にはよぎってしまったけれど、選手達は全くそんなことは考えてもなかった。

失点前も失点後も、水戸の選手達の集中した守備、鋭い出足、球際の強さ、攻撃時の意識、

いずれも光っていた。実力では柏の選手のほうが上だったかもしれないが、

個々が持てる力を十分発揮していたし、そこにチームワークが重なって、

互角の試合を見せてくれたと思う。

後半の後半は、ボールはかなり柏に支配されたけれど、最後のところで負けなかった。

１点目の同点ゴールは、浜崎のグラウンダーから木村の”らしい”ゴール。

そして２点目。解説が「浜崎が味方に合わせて蹴るか、志知が直接狙うか」と

説明していたところに、浜崎があのキック精度でＧＫ中村を打ち抜くとは、最高でした。

前半終了間際にカウンターを喰らって同点にされても、

後半もハードワークを継続し続けて、勝ち取った３点目の清水の勝ち越しゴール。

清水は相変わらず難しいゴールを決めてくれる。

守備については不安が残る面があるのは確かで、

そこに前の２試合出場停止が重なるのはかなり痛い。前は今期の水戸の大黒柱だと思うので。

でも、平野なのか平塚なのか、はたまた別のオプションなのか、

代わりの選手が全力でそのポジションを全うしてくれるはず。信じるほかない。

踏み留まった昇格争い。ここからは１試合１試合の結果にヒリヒリする日々。

【選手寸評】

村上（6.0）　ＭＯＭ（No.2）。江坂のシュートをビッグセーブ。気合いのパンチングも多数。

細川（6.0）　しっかり強さを見せてくれた。気持ちの感じるプレー。

宮　（5.0）　やはり不安材料か・・・。軽く抜かれるのは禁物。

志知（6.0）　守備で奮闘しながらも、決勝点を見事にアシスト。よく上下動していた。

浜崎（6.5）　ＭＯＭ（No.1）。１Ｇ１Ａ。ゴールは素晴らしすぎるの一言だけど、

　　　　　　  他のＦＫも可能性を感じる精度の高さだったと思う。

前　（6.0）　中盤に君臨して相手を自由にさせなかった。２試合しっかり英気を養ってくれ。

白井（5.5）　白井・木村・志知の3人で左サイドを攻略するパターンが成熟。

木村（6.0）　今日は冴えてたね。中にポジションを取って水戸の攻撃に良く絡んだ。

福満（6.0）　惜しいクロスもあり、シュートも打った。でもそれ以上に守備も頑張った。

　　　　　　  加入直後は後半ペースダウンしていたけど、最近はフルタイム走り切れる。

清水（6.0）　決勝ゴールはもちろん見事だったけど、今日の水戸の出来の良さは、清水の

　　　　　　  貢献度が大きかったのでは。前線で競り勝ち、ボールを良く収めてくれた。

村田（5.5）　ビッグチャンスを外してしまったのは残念だけれど、今日の村田は精力的に

　　　　　　  動いていて良い出来だったと思う。

岸田（5.5）　守備力強化のための投入。役割を果たした。

瀧澤（5.5）　５バックになり、柏の波状攻撃を何とか最終ラインで跳ね返した。

浅野（ － ）　流石に出場時間が短すぎて評価なし。