TOO LONG AWAKE(水戸ホーリーホック応援blog)

水戸ホーリーホックの観戦記録などを綴っています。

茨城県内全域に対して自粛要請。県立学校も全校休校へ。

4月10日(金)、大井川知事は「県立学校を全校休校にしない”合理的”な理由」を記者会見で説明していましたが、週が明けた今日13日(月)、その方針が転換されました。この判断変更の理由をどう理解すればよいのでしょうか。

公式見解では「緊急事態宣言の対象である東京都・千葉県及び埼玉県からの感染者の県内流入が広域に確認され始めたため」と説明されています。記者会見では、複数の記者から「今、このタイミングで判断した理由」や「県民からの意見にも影響を受けたのか」という趣旨の質問がありましたが、あくまで「これまで想定していなかった人の流れが出てきている事象への対応」という回答に終始していました。

 しかしやはり、日立一高ストライキを含む県民からの批判的意見により判断変更を余儀なくされた、という内情は少なからずあったのではと想像します。知事も投票で選ばれなきゃいけない政治家ですからね...。もう一つ言うなら、感染者数が100の大台に乗ったことも判断の目安としてあったのかなと推測します。行政はこういう「線引きのライン」を求めがちですからね...。

知事のフォローをするなら、10日に表明していた「学校休校と自粛要請地域の指定はセットだ」という趣旨に沿った対応を行い、一応一貫性のある施策になっている、ということでしょうか。

いずれにせよ、これで県全域が5月6日まで活動自粛要請期間に入ります。Twitterなどでは畳みかけるように「今度はパチンコやジムの休業を早く!」というコメントが目立ちますが、この休業要請には困難が伴うことは事実(緊急事態宣言の府県を見れば分かるとおり)。知事の(名誉挽回の)一手が打たれるのか、打たれないのか。今後も注目していきたいと思います。

 

(蛇足)
記者会見を毎回フルタイムで視聴していると、質問側の記者のことも少しずつ覚えてきて個人的な思い入れが入るようになってきました。個人的には、読売新聞のやまなみ記者(漢字は分かりませんが)が、控えめなトーンながらしっかり勉強して鋭い質問を投げかけていて、応援したくなります。