新型コロナ感染者、茨城で４～５例目確認
新型コロナウィルスの県内感染を追いかけるブログにするのつもりはないのですが、当面はこのまま状況をまとめる記事を書いていこうと思います。自分自身の理解促進も兼ねて、です。
さて、本日3月23日に４例目・５例目の感染確認が発表されました。
https://www.pref.ibaraki.jp/1saigai/2019-ncov/kaiken.html
（余談ですが、県公式HPの記者会見動画（Youtubeの埋め込み）のすぐ下に記者発表資料のPDFファイルが掲載され、見やすく改善されました！ ）
今回はいずれも最近の海外渡航歴なしの方ということで、国内の感染経路による感染者ということになります。
【４例目】
土浦市在住の40代女性。
3月19日の夜間に発熱。
熱が下がらず21日にかかりつけ医受診。
3月22日のPCR検査で感染確認。
※記者発表後、この方は3月14日に土浦市内飲食店の厨房で勤務していたということも判明・・・。
【５例目】
つくば市在住の80代男性。
元つくば記念病院職員（医師ではない）で、現在もこの元職場に時々足を運んでいた。
持病として認知症あり。
行動範囲は基本的に自宅・病院・病院付属のリハビリ施設のみ。
11日に発熱して通常の肺炎と診断され入院。その後改善が見られず、23日にPCR検査を行い感染確認。中等症（軽症と重症の間）。
土浦市とつくば市の感染者・・・。やはり都内に近く鉄道が通っている県南地域は
感染が広がっている可能性が高そうな予感はしますね。
今回の記者会見での注目点は５例目の感染に対する危機感。５例目に係るやり取りをまとめると、概ね以下のような内容でした。
- ５例目については、これまでの４例とは異なり感染経路が絞れていない。また、感染者の行動範囲が限られている（自宅・病院・リハビリ施設）中での感染。
- 我々が把握できていない感染経路があるということで、危機感を抱いている。
- クラスター発生の可能性もゼロではないと考えている。
- ここ２～３日以内の調査結果次第では、地域を限定して自粛要請を行うなどの措置を取ることもあり得る（例：つくば市など）。
５例目の感染確認によって県の警戒度がぐっと増したことが分かるやり取りでした。17日の初感染から４営業日連続での新規感染者確認。今後の展開がかなり気掛かりです。
